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弥彦の奥湯 観音寺 上州苑
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2008年06月29日

一薬草

例年、梅雨時に山へ入ることはまず無いのですが、今年は極端に雨が少なく靴も汚れそうになかったので、雨乞山の様子を少し見てきました。
樹木の葉が茂って日陰となっている所が殆どで、僅かに一薬草(イチヤクソウ)、レンゲツツジ、オカトラノオ、ドクダミ、ユキノシタなどの花が見られました。
「一つで多くの効能がある」というのがイチヤクソウの名の由来のようですが、偶然なのか、ドクダミ・ユキノシタも薬草として有名で昔はどこの家の庭にもあったものでした。

・イチヤクソウ


・レンゲツツジ                        ・オカトラノオ


・ドクダミ                           ・ユキノシタ
  


Posted by 弥彦の奥湯 観音寺 上州苑 at 14:26雨乞山

2008年06月24日

やひこ観光椿園 アジサイ&ブルーベリー

観音寺にある「やひこ観光椿園」。シャクナゲは5月末まで楽しめたそうです。その後、しばらく見ごろの花が途切れていましたが、アジサイが咲き、ブルーベリーも実を付け始めました。また隣接する山の斜面では自生するオカトラノオが見ごろとなっていました。
ここは、農業・園芸資材を扱う北越農事(株)の弥彦農場で、販売用の園芸苗を育てています。今年の3月にオープンしたばかりで、鑑賞用に地におろしたヤマアジサイなどはまだ株が小さく、見応えは来シーズン以降に期待…といったところですが、販売用も含めて種類がたいへん多く、私にとっては充分感動ものでした。
一般開放している期間は、7月13日までの毎日、10:00~16:00、入園無料。お天気の良い日には、お弁当持参してピクニック気分で森林浴とお花を楽しんでみては如何でしょう。



アジサイは日本原産の野生植物で、弥彦山には葉が大きいエゾアジサイが多く自生しています。栽培種で一般的となっているテマリ型の赤や青の鮮やかな色彩で大型の花の西洋アジサイは、日本原産のガクアジサイを改良した品種で言わば逆輸入品とのことです。


・ブルーベリー


・オカトラノオ



  


Posted by 弥彦の奥湯 観音寺 上州苑 at 16:35観音寺温泉周辺

2008年06月19日

ACミランのカメムシ?

婆ちゃんの畑の様子を見に行ったら、ACミラン仕様のカメムシを発見!
調べてみると「アカスジカメムシ」といいセリ科植物の実や花に集まるそうです。パセリの花にいましたので、なるほど確かにセリ科です。婆ちゃんも初めて見たと言ってましたので、当地では本当に珍しいのかもしれません。異常気象か?はたまた地震の影響か?


自家菜園の方は玉葱・ジャガイモ類の収穫が終わりました。玉葱は大玉に育ち豊作でしたが、ジャガイモは小粒が多く若干不作となりました。これから夏野菜にシフトしていきます。
・水なす                           ・水なすの花


・トマト                            ・きゅうり


・ピーマン                          ・シシトウの花


・絹さや                           ・アシタバ


・コンニャクの芽   → 成長するとウルトラQで見たような木に            
  


Posted by 弥彦の奥湯 観音寺 上州苑 at 19:00自家菜園・婆ちゃんの畑

2008年06月15日

黒滝城と上杉家

前回お約束の黒滝城について、戦国時代の上杉家の系譜とともに関係を纏めてみたいと思います。
長文になりますがお許しください。

  (↑クリックで拡大表示)

標高246mの黒滝城は、中世の動乱期に「黒滝要害」と呼ばれ、北陸街道の軍略上の要衝として重要な役割を果たし、守護上杉氏直属の要塞でした。また、若き日の長尾景虎(後の上杉謙信)が、越後の国人領主の支持を集めるきっかけとなった城です。築城の年代は不明ですが、鎌倉時代には小国氏一族が在城したようです。

戦国時代に入ると越後守護の上杉氏と守護代長尾氏との対立が激化、長森原の戦い(1510年)で、長尾為景(景虎の父)が守護上杉顕定を自刃に追い込み、事実上越後は守護代の長尾氏の支配下に置かれることとなります。

天文5年(1536年)、為景は長男の晴景に家督を譲って隠居し1543年に没します。為景の死後、これを待っていたかのように国人領主たちの叛乱が相次ぎ、晴景はこれを抑えきれず、春日山城下の林泉寺にいた当時14歳の弟の景虎(後の上杉謙信)を還俗させて栃尾城に配置しました。

当時の黒滝城主「黒田秀忠」は三条城主長尾俊景らとともに越後守護代長尾晴景に反抗し挙兵したことで、弟景虎軍により1546年に一族もろとも討ち果たされました。

これで景虎が揚北や越後中郡の諸将の支持を得たことで、今度は兄晴景が景虎に対して危機感を抱き、景虎討伐軍を出陣させます。

景虎は米山の戦いで討伐軍を破り、春日山城下に迫りましたが、守護上杉定実が調停に入り景虎が晴景の養子となることで決着、守護代となったあとの景虎は春日山城へと移ります。守護上杉定実に跡継ぎがいなかったため、景虎はやがて上杉の名跡と関東管領を引き継ぎ、政虎→輝虎→謙信と名を変えていきました。

黒田氏討伐後の黒滝城主は上杉家の重臣山岸光祐で、以後山岸秀能、村山慶綱らが城主となりました。 ちなみにこの頃の山岸氏は同じ弥彦村にある桔梗城の城主も兼任していたようです。

上杉謙信には実子がなく天正6年(1578年)に急死すると、二人の養子喜平次景勝と三郎景虎が家督をめぐって対立した御館の乱が勃発します。御館の乱は、初めは景勝と景虎との権力争いでありましたが、後に景勝の反対勢力の制圧へとその性格を変えていきます。景勝は謙信の死後3年にしてようやく敵対勢力を制圧し、中郡まで統一することが出来ましたが、黒滝城主山岸氏は父子で景勝方に味方し軍功をあげたようです。

御館の乱後、景勝政権の中枢は直江兼続を筆頭に上田衆で固めていきます。当時の家臣たちは、景勝を「御屋形」、兼続を「旦那」と敬称し、事実上、二頭政治に近いものでありました。1582年、織田信長軍の北征に窮地に立たされますが、本能寺の変により信長が自害したため上杉家は九死に一生を得ます。その後は、豊臣秀吉に臣従するかたちで後に豊臣政権の五大老の一人となります。

慶長3(1598)年、秀吉の命により上杉景勝は突然会津へ国替えとなります。この会津移封により山岸氏一族もこれに従い黒滝城は廃城となりました。

山岸氏、村山氏の支族は、この地に残り、現存する山岸・村山の集落名はその名残りであると伝えられています。


黒滝城の城山(246m)には天神郭、大蓮寺郭、吉傳寺郭、北は城入の沢を隔てて幕内山、西は剣が峯砦(292m)、南は峻険な蛇崩山、東方は蒲原平野を眺望でき、戦国の時代では中越を牽制する重要な戦略的拠点でありました。

天神郭下段には櫻井戸と呼ばれる大井戸の跡があり、この井戸は豊富な清水が湧き出て、山城に欠かせない水便でした。城岩北側に黒い岩壁から流れ落ちるのが黒滝で、城名もこの滝に因んだものと伝えられています。

昭和50年11月弥彦村文化財として指定され、黒滝森林城跡公園として整備されています。

弥彦村ホームページ「弥彦歴史探訪・上杉謙信」
  


Posted by 弥彦の奥湯 観音寺 上州苑 at 20:21国上山・黒滝城趾

2008年06月11日

ウツギが満開!

弥彦山一帯では、ウツギ(卯の花)の真っ白い花が鈴生りになって見ごろを迎えております。
名前の由来は、茎を切ると中の髄が「中空」になっていることから「空木(ウツギ)」と呼ばれました。また、卯月(旧暦の四月)に咲くことから「うづき」~「ウツギ」となったとする説もあります。
今回は、麓地区から黒滝城趾へ向かう途中の様子です。車の往来が殆どありませんので、野鳥のさえずりを堪能しながら清々しい気分に浸れます。
オドリコソウ、ノリウツギ、エゾアジサイ、イタチハギなどの花の他、ヤマグワ、ニワトコの赤い実がみられました。

次回は、来年のNHK大河ドラマ「天地人」の舞台となる上杉家とも縁があり、戦国の時代まで中越地方を牽制する重要な拠点であった黒滝城について触れてみたいと思います。(黒滝城は上杉景勝の会津移封に伴い廃城となりました)

・ウツギ


・オドリコソウ                         ・ノリウツギ


・エゾアジサイ                        ・イタチハギ


・ニワトコ                           ・ヤマグワ


  


Posted by 弥彦の奥湯 観音寺 上州苑 at 11:50国上山・黒滝城趾

2008年06月03日

今年初めてのホタル飛翔!

2008年初めてのホタルの飛翔が見られました。
場所は弥彦村麓および観音寺地区の3ヶ所(湯川、出来津川、城川)。各所まだ3~5匹程度ですが、元気に飛んでおりました。観音寺の湯川では、昨晩(6/2)から見られたそうです。
6月中旬~7月上旬のお天気のよい日に限り、夜8時頃から30分程のミニ鑑賞ツアーを企画し現地までガイドいたします。


動画でアップしてみましたが、なかなか上手くいきません。
画面の中央をよく目を凝らしてご覧ください。


  


Posted by 弥彦の奥湯 観音寺 上州苑 at 23:45観音寺温泉周辺